公認会計士野村智夫です。
　私は税理士法人レクス会計事務所を核とするレクス会計グループのパートナーとして公認会計士業務、税理士業務に務めて参りました。税理士法人レクス会計事務所の専門分野は、事業再生支援、企業再編支援、事業評価です。この度税理士法人レクス会計事務所の代表社員を退任し、レクスの専門分野の第一線からは退くことになりました。公認会計士業務の拠点として、故郷神田に帰って参りました。今後は？
　引き続き税理士法人レクス会計事務所に所属し少々一般税務に携わり、レクス監査法人の代表社員は継続し、医療法人、学校法人の監査に関与しますが、多くの時間は経営サポートと、教育関連に費やしたいと考えています。
　取締役、あるいは監査役として、財務面を中心としつつ経営課題に取り組んでいきたいと考えております。
　学校法人大東文化学園の監事を仰せつかっております。財務面の監査が中心ですが、教育研究面にも関心を寄せていきます。
　関東学院大学、大学院で非常勤講師として教える機会を得て10年が過ぎました。学部では会計学と簿記を教えております。基礎的な内容を教えながら、実務経験を生かして、企業を取り巻く経済構造を教えていくことを心がけております。
　大学院では、前半期は「会計とディスクロージャー」、後半期は「税務会計論特殊講義」という科目を担当しております。「会計とディスクロージャー」は、日本のディスクロージャー会計の歴史の講義と著名企業の有価証券報告書の分析を課題とすることを基本としてきましたが、ここ5年は東芝不正会計事件の第三者委員会報告書を精読し、会計学として東芝事件を考えてもらっています。
　「税務会計論特殊講義」では、事業再生会計と税務の構造を講義、租税判例を分析しています。共通課題としてここ数年は「興銀事件」を扱っております。「興銀事件」は貸倒損失に係る判例ですが、バブル破綻不況の発端となった「住専問題」が事案であり、租税判例の分析をとりながら、バブル破綻不況期＝失われた10年＝事業再生の時代を語っております。
　これからも、若い方々に自らの経験を語りながら、事業再生の会計を探求していきます。
　どうぞ皆様、お気軽にご相談にいらして下さい。

公認会計士　野村 智夫